七五三は子どもの成長をお祝いする大切な行事であり、着付けなどの準備から当日の御祈祷、食事会などで数多くの費用がかかります。子どもの七五三を控えている方は、総額でいくらくらいかかるのかを把握しておくと安心です。
そこで本記事では、七五三にかかる費用を初穂料や撮影代など項目に分けて解説をします。前撮りのメリットや費用を抑えるポイントなどもあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
七五三撮影は前撮りがおすすめ!4つのメリット
七五三撮影は神社に参拝や御祈祷をお願いする日以外にも撮影が可能です。この見出しでは、前撮りのメリットについて解説します。
予約が取りやすい
七五三の前撮りはハイシーズンを避けて撮影ができるので、希望日時の予約が取りやすいメリットがあります。前撮りの期間も4月から10月と長いことから、予定をつくりやすい点もうれしいですね。
とくに3歳の七五三は年齢も小さいので、突然体調を崩してしまうなどのトラブルも考えられます。急遽撮影ができなかった場合でも、臨機応変にスケジュール変更ができるので、七五三の撮影を余裕もっておこないたい方は前撮りがおすすめです。
当日余裕をもって七五三が楽しめる
七五三の前撮りをすることで当日に余裕ができ、バタバタせずに予定をこなせるメリットがあります。御祈祷と写真撮影を同日におこなう場合、1日中スケジュールが詰め込まれているので慌ただしくなる可能性が高いでしょう。
また、子どもも慣れない着物で長時間過ごさなくてはいけないため、機嫌を損ねてしまう可能性があります。神社のお参りや御祈祷をする日は、できる限りスケジュールに余裕を持てるように前撮りをおすすめします。
お得な前撮りのキャンペーンが利用できる
写真スタジオによっては、七五三の前撮りキャンペーンを実施していることもあります。撮影費用が割引になったり、豪華なプレゼントがもらえたりと写真スタジオごとにさまざまな特典があるので、ぜひチェックをしてみてください。
写真スタジオの公式サイトを確認すれば、現在おこなっているキャンペーンの確認ができます。直接電話をして問い合わせをするのもおすすめです。
七五三のリハーサルになる
七五三撮影は着物や洋装でおこなうため、前撮りをすれば神社で御祈祷を受ける前のリハーサルができるでしょう。着物に少し慣れておくことで、子どもの緊張もほぐれて当日過ごしやすくなります。
また、前撮りがとても楽しい思い出になれば、七五三当日も着物を受け入れてもらいやすくなり、機嫌よく予定がこなせるかもしれません。七五三の主役は子どもなので、いかに楽しんでもらえるかも重要なポイントです。
パパやママも前撮りで一度着物を着ておくことで、七五三当日の心構えや注意点がわかるでしょう。
七五三にかかる費用はいくらくらい?
七五三にかかる費用にはさまざまなものがあります。それぞれにかかる項目や、大まかな金額について知っておきましょう。
初穂料
初穂料(はつほりょう)はお祝いや厄払い、葬儀などで祭祀祈祷のお祓いをいただいた神社に対して贈る謝礼のことです。「初穂」はその年に初めて収穫された稲穂の束という意味があり、豊作祈願や感謝の気持ちをこめて神前に奉納をしたことから、現金のお供えに「初穂料」と表書きするようになりました。
七五三の初穂料の相場は子ども1人あたり5,000円~10,000円程度です。神社ごとに金額が定められている場合もありますので、御祈祷をする神社を決めたら事前に必ず確認をしましょう。
衣装代(衣装、小物、ヘアメイク、着付け)
衣装代は和装や洋装、小物、ヘアメイク、着付けにかかる費用のことを指します。衣装や小物にかかる相場は20,000円〜40,000円ほどです。洋装よりも和装のほうが金額も高くなる傾向があり、衣装を購入をする場合は10万円以上かかるものもあるでしょう。
また、ヘアメイクや着付けを美容院でおこなう場合の相場は、5,000円〜10,000円くらいです。写真スタジオでは衣装代込みのプランを用意しているケースがほとんどのため、費用を抑えたい方はプランの金額をチェックしてみましょう。
撮影代
撮影代は写真スタジオのプランによってさまざまですが、相場は20,000円〜50,000円くらいです。神社での出張撮影をお願いする場合は別途で出張費がかかる可能性があるため、事前に必ず確認をしましょう。
ロケーションスタジオグッドでは、ロケーションの撮影のみパックが33,000円(税込)、衣装やヘアメイク、着付けなど込みの全データパックは66,000円(税込)です。七五三プランを豊富に用意していますので、興味がある方はぜひ一度気軽に問い合わせをしてみてください。
食事会費
七五三の食事会費の相場は3,000円〜5,000円です。ホテルや料亭でおこなった場合は1人あたり10,000円を超えることもあります。カジュアルなレストランで食事会をしたり、自宅でおこなったりすることもできるので、よく考えて決めましょう。
食事会は一般的には両家の祖父母を招いておこないますが、親戚や親しい人たちを呼んで盛大におこなうこともあります。予算の兼ね合いもあるため、誰を招くのかはしっかりと事前に決めておきましょう。
内祝い
内祝いは本来、「身内で起こった幸せを周りの人におすそ分けする」という意味があります。昔はお祝いをいただいたかどうかは関係なく、おめでたい出来事の報告をする意味で内祝いの品を贈っていました。
現在ではいただいたお祝いにお返しをするという意味で、内祝いの品を贈るのが一般的となっています。七五三で食事会を開く場合は、招待をすることでお返しをしたことになります。しかし、考え方は人それぞれのため、お返しの品を用意するのが当たり前という方もいるでしょう。
七五三のお祝いをいただいた場合、内祝いはいただいた額の1/3か2/1でお返しをするのが一般的です。お祝いをいただいたら1~2週間以内には返すようにし、万が一遅れる場合は一言伝えておくとよいでしょう。
その他費用
その他費用は主に、千歳飴の購入代やレンタルした衣装のクリーニング代、遠方に住む祖父母や親戚の交通費やホテル代などがあります。祖父母や親戚が遠方に住んでいる場合は、交通費やホテル代も高額になるため、あらかじめ料金の計算をしておくと安心です。
七五三の撮影費用を抑えるポイント
七五三にかかる費用を考えると、少しでも安い金額に抑えたいと考える方は多いでしょう。そこでこの見出しでは、撮影費用を抑えるポイントを5つ紹介します。
撮影時期をずらす
七五三の撮影費用は写真スタジオごとに料金設定が異なります。スタジオによってはハイシーズンの料金を高く設定していることもあるため、費用を抑えたい場合は前撮りをしましょう。
早いところでは4月から七五三の撮影の受付を始めており、ハイシーズンをずらすことで料金も安くなります。また、ハイシーズンの撮影は写真スタジオも混みやすく、ゆっくり撮影ができない可能性があります。ご自身の納得のいく写真を撮影してもらいたい方は、撮影時期をずらしましょう。
フォトスタジオのキャンペーンを活用する
七五三写真は主に前撮りの割引キャンペーンと、後撮りの割引キャンペーンの2種類があります。七五三の撮影キャンペーンをおこなっている撮影スタジオにすれば、割引料金で撮影ができたり、お得なクーポンやプレゼントがもらえたりします。
七五三シーズンである11月より前に撮影をする場合は、前撮りキャンペーンをおこなっている写真スタジオを探しましょう。一方で、11月に神社でお参りをしたあとに撮影をしたい方は、11月以降におこなわれる後撮りの割引キャンペーンをチェックしてみてください。
ヘアセットや着付けを自分でおこなう
子どものヘアセットや着付けができるのであれば、自宅で準備をしたほうが費用をかなり抑えられるでしょう。祖父母や親戚の人でできる人がいれば、事前にお願いをしておくのも1つの手です。
写真スタジオや美容室に予約をおこない、店舗に行く手間が省けるメリットもあります。ただし、着付けやヘアメイクのスキルが必要であることと、自分でやることに労力がかかる点に注意が必要です。
事前に練習をしておかないと予定よりも時間がかかってしまい、ほかの予定がずれてしまう可能性があります。自信がなければ、自分でやるのは避けたほうがよいでしょう。
撮影プランをデータのみにする
撮影プランをデータのみにすれば、写真スタジオのセット料金をかなり抑えられます。
もらったデータを利用して自身でアルバムの作成をしたり、ネットプリントを利用したりすることができます。ただし、データの納品方法はDVDやUSBメモリ、オンラインストレージなどさまざまなため、事前に確認しておくと安心です。
また、撮影後にやっぱりアルバムが欲しいとなったとしても、ほとんどの写真スタジオでは追加注文が可能です。写真を見てから検討もできるので、費用を抑えたい方はデータのみを検討してみてください。
七五三のお参りと写真撮影を同時に1日で終わらす
七五三のお参りと写真撮影を1日で済ませれば、衣装のレンタル代やヘアメイク、セットを1回で済ませられるため費用の節約になります。ただし、お参りのあとに撮影をする場合、セットが崩れてしまう可能性もあるため注意が必要です。
撮影後に食事会などの予定が詰まっていると1日中バタバタすることになるため、落ち着いて1日を過ごしたい方は前撮りがおすすめです。
岡山で七五三写真の前撮りをするのにおすすめのフォトスタジオ3選
岡山で七五三写真を撮影するのにおすすめのフォトスタジオ3選を紹介します。ぜひ、子どもや家族にあったフォトスタジオを選ぶ参考にしてみてください。
1.ロケーションスタジオグッド
ロケーションスタジオグッドでは、スタジオ撮影はもちろん、ロケーション撮影でも追加の撮影料金などが一切かかりません。1日2組までの完全貸し切りで撮影ができるので、周りの家族を気にせずに子どもの撮影に集中したい方におすすめです。
前撮りや当日のお参りと一緒に撮影したいなど、ご家族の希望に合わせたプランを実現できます。レタッチされた全ての撮影データがもらえるので、SNS投稿や写真プリントをしたときもとてもキレイなので、大切な思い出を美しい写真で残せるでしょう。
また土日料金も無料なので、平日に時間が取れない方も安心して相談ができます。衣装も0歳〜大人まで全てご用意があるので、ぜひ一度問い合わせをしてみてください。
2.三愛フォトスタジオ
三愛フォトスタジオは地元の老舗写真館。確かな技術とリラックスした雰囲気で子どもの自然な笑顔を撮影します。スタンダードな台紙プランからご家族に合わせたスタイルでの撮影が可能です。
大人の衣装貸し出しプランも用意しているので、家族全員で衣装を借りたい方におすすめです。ただし、衣装選びは撮影当日ではなく前日までに1度来店をしなくてはいけないため、事前にしっかりと予定の調整をおこないましょう。
3.クリエイティブスタジオ イノセンス
少し変わったおしゃれな空間で七五三の思い出を撮影したい方は、アンティークと近未来の芸術空間で撮影ができるクリエイティブスタジオ イノセンスがおすすめです。オリジナル衣装以外にも、北欧をイメージしたブランドや日本未入荷の衣装を取り揃えています。
撮影にはスタイリストが付くのでさまざまなコーディネートが楽しめるでしょう。公式サイトではさまざまなキャンペーンをおこなっているので、興味がある方はぜひ一度チェックをしてみてください。
七五三の前撮りに関するよくある質問
最後に、七五三の前撮りに関するよくある質問に回答します。
七五三の前撮りは何月がおすすめですか?
七五三の前撮りは4月〜10月がおすすめです。ただし、七五三本番の11月に近づくとフォトスタジオも混み始めるため、混雑を避けたい方は早めに予約を取りましょう。
七五三の前撮りのデメリットはありますか?
七五三の前撮りのデメリットは、着付けやヘアセットを2回しなければいけないことです。
夫婦共働きの場合、平日に撮影とお参りをするとなると会社を2回休まなくてはいけません。どうしても仕事が休みにくいと、1日で済ませればよかったと後悔する声もあるようです。
七五三の前撮りの親の衣装はどうすればよいですか?
七五三の前撮りでも、子どもの衣装にあわせて親の衣装を用意してください。子どもの衣装が和装の場合は、子どもよりも控えめな柄や色の着物やスーツがよいでしょう。
洋装の場合は入学式や卒園式などで着用するような、スーツやワンピースがおすすめです。
まとめ
七五三にかかる費用は撮影代や衣装代、初穂料などさまざまなものがあります。遠方から親戚や祖父母などを呼ぶ場合は、交通費やホテル代などの費用も発生する可能性があるため、事前にしっかりと計算をしておきましょう。
七五三の撮影はお参り当日よりも、前撮りのほうがメリットがたくさんあります。ロケーションスタジオグッドでも七五三撮影の前撮りを承っていますので、興味がある方はぜひ一度問い合わせをしてみてください。